ライブが終わり、楽屋へ戻ってきた六人。

ステージを降りた瞬間、さっきまでの華やかな空気が嘘みたいに静かになった。

陽「終わったーー!」

ソファへ倒れ込む。

伊澄「お疲れさま。」

笑いながら陽の肩を軽く叩く。

春空も椅子へ座り込み、大きく息を吐いた。

春空「疲れた……。」

それぞれが水を飲んだり、タオルで汗を拭いたりしている。

莉麻も急いで全員分の飲み物を確認する。

莉麻「みんな、これ飲んでね。」

一本ずつ手渡していく。

奈津「ありがとう。」

未来「助かる。」

今日一日。

朝からずっと動きっぱなしだった。

それでも、まだやることは残っている。

終演後の確認。

荷物。

衣装。

移動。

莉麻はスケジュール表を見ながら、忘れていることがないか確認していく。

すると、マネージャーが隣へ来た。

マネージャー「莉麻ちゃん。」

莉麻「はい。」

マネージャー「初ツアー、お疲れ。」

その言葉に、莉麻は少しだけ顔を上げた。

莉麻「……ありがとうございます。」

初めてのツアー。

初めてのライブ現場。

分からないことだらけだった。

でも、なんとか今日を終えることができた。

そう思うと、胸の奥からじんわりと嬉しさが込み上げてきた。