ステージ上の照明が次々と切り替わっていく。
音楽に合わせて動く六人を見ながら、莉麻はステージ袖で次の出番を確認していた。
曲が終わる。
大きな歓声が響く。
そのまま次の曲へ入っていく。
……すごい。
何度見ても、胸が高鳴る。
テレビの画面越しに見ていた時とは全然違う。
歓声も、照明も、音楽も。
全部が目の前にある。
そして何より。
六人が本当に楽しそうだった。
その姿を見ていると、自分まで嬉しくなる。
ライブって、こんなに幸せな場所なんだ。
そう思いながら見つめていると、次の曲へ入る直前、悠真がステージ袖へ一瞬だけ視線を向けた。
また目が合った。
今度は偶然じゃない気がする。
悠真はほんの少しだけ口元を緩める。
莉麻も小さく笑い返した。
すぐに悠真は前を向き、音楽に合わせて踊り始める。
それだけなのに。
胸の奥が、じんわり温かくなった。



