昼食を受け取って控室へ戻ると、ちょうど全員が集まっていた。
莉麻がテーブルへ袋を並べていると、マネージャーが一枚の資料を取り出した。
マネージャー「みんな、食べる前に一つ。」
その声に、六人が顔を上げる。
陽「なに?」
マネージャーは資料をテーブルの中央へ置いた。
そこには、大きく日程が並んでいる。
マネージャー「来月から全国ツアーが始まる。」
一瞬、部屋が静かになった。
そして。
陽「……えっ!」
勢いよく立ち上がる。
陽「全国ツアー!?」
春空「もうそんな時期なんだ。」
春空も資料を覗き込みながら目を輝かせる。
悠真は資料を手に取り、開催地を一つずつ確認していく。
東京。
大阪。
名古屋。
福岡。
札幌。
仙台。
全国各地の会場名が並んでいた。
莉麻も隣から資料を覗き込む。
胸が高鳴った。
VELIXが全国を回る。
その全部に、自分も一緒に行く。
そう思うと、まだ経験の浅い自分に本当に務まるのかという不安と、それ以上の楽しみが入り混じった。



