控室へ戻ると、莉麻は机の上へ資料を並べていく。

春空も隣で手伝いながら、資料の順番を確認していた。

春空「これ、奈津のやつ。こっちは悠真。」

莉麻は受け取りながら頷く。

莉麻「ありがとう。」

春空「ううん。」

春空は一枚の資料を見ながら、少し考える。

春空「この質問、俺たち全員答えるんだ。」

莉麻「そうみたい。」

春空「じゃあ、絶対陽が変なこと言う。」

その瞬間、後ろから声が飛んできた。

陽「聞こえてるからな!」

春空が振り返って笑う。

春空「ほら。」

陽「何がほらだよ!」

二人のやり取りに、莉麻も思わず笑った。

その時、悠真が控室へ入ってくる。

悠真「何の話?」

陽「春空が俺の悪口言ってた。」

春空「悪口じゃないよ。予想。」

悠真「どっちも一緒じゃん。」

三人の会話に莉麻も笑う。

そんな何気ない時間が、少し心地よかった。

その時、悠真の視線が莉麻の手元へ落ちる。

さっき撮った写真が、カメラの画面に残っていた。

悠真「……さっきの写真。」

莉麻が顔を上げる。

莉麻「うん?」

悠真「俺、あれ好き。」

思いがけない言葉に、莉麻は少し目を丸くする。

莉麻「本当?」

悠真は小さく頷いた。

悠真「うん。なんか……自分たちって感じする。」

その言葉が嬉しくて、莉麻はふわっと笑った。