撮った写真を確認していると、春空が後ろから覗き込んできた。
春空「見せて。」
莉麻の肩越しに液晶を覗く。
距離が近くなり、莉麻は少しだけ身体をずらした。
莉麻「こっち。」
画面を見せる。
そこには、自然に笑っている六人が写っていた。
春空「……いいじゃん。」
少し驚いたように笑う。
春空「なんか、いつもより俺たちらしい。」
莉麻「ほんと?」
春空「うん。莉麻ちゃん、写真撮るの上手。」
その言葉に莉麻は嬉しそうに笑った。
そこへ陽もやってくる。
陽「俺も見たい!うわ、これいい!」
次々にメンバーが集まり、液晶画面を覗き込む。
伊澄「確かに自然だね。」
未来「こういう写真、ファンも好きそう。」
奈津も一枚をじっと見てから頷いた。
奈津「これ、公式に使えるかも。」
その言葉に莉麻は目を丸くする。
莉麻「え……本当に?」
奈津「うん。マネージャーだから撮れる写真って、こういうことかもしれないな。」
その言葉が嬉しくて、莉麻は小さく笑った。
少し離れたところで、その様子を見ていた悠真も自然と笑う。
自分たちのことを、こんなふうに見てくれている。
そう思うと、不思議と嬉しかった。



