陽「おはよー!」

勢いよくドアが開き、陽が一番乗りで入ってきた。

その後ろから伊澄、未来、奈津。

少し遅れて春空と悠真も姿を見せる。

陽「今日も早いね、莉麻ちゃん。」

莉麻「おはよう。みんなの飲み物、準備しておいたよ。」

テーブルへ並べられたペットボトルを見て、陽は目を輝かせた。

陽「さすが!仕事できるー!」

その横で春空は笑いながらテーブルへ近づく。

春空「ありがとう、莉麻ちゃん。」

そう言ってペットボトルを取ると、もう片方の手で莉麻の肩を軽くぽんっと叩いた。

「助かる。」

自然な仕草。

もう誰も驚かない。

莉麻も「ううん。」と笑顔を返す。

その様子を見ていた悠真は、自分の飲み物を手に取りながら小さく微笑んだ。

昨日までなら、少し胸がざわついていたかもしれない。

でも、春空がそういう性格だということも。

莉麻が誰にでも同じように優しいことも。

ちゃんと分かっているし慣れてきた。

だから今日は、不思議と穏やかな気持ちでその光景を見ていられた。