控室に静かな空気が流れた。

誰もすぐには口を開かなかった。

悠真の話を聞き終え、それぞれが頭の中であの日の光景を思い浮かべていた。

最初に口を開いたのは陽だった。

陽「……すご。」

思わず漏れた一言。

陽「普通さ目の前に推しが倒れてたらパニックになるじゃん。写真とかサインとかじゃなくて、体調のことしか考えてなかったってことでしょ?」

悠真は静かに頷く。

悠真「うん。」

春空は優しく笑った。

春空「莉麻ちゃんらしいね。なんか想像できる。」

伊澄も小さく微笑む。

伊澄「人を放っておけない子なんだろうね。」