スタジオへ戻ると、衣装ラックには新しい衣装がずらりと並んでいた。

キラキラと光るジャケット。

色違いのアクセサリー。

スタッフたちが忙しそうに準備を進めている。

衣装スタッフ「VELIXのみなさん、順番にサイズ確認お願いしまーす!」

メンバーが一人ずつフィッティングルームへ入っていく。

莉麻はマネージャーの隣で、その流れを一生懸命メモしていた。

すると、フィッティングルームのカーテンが開く。

最初に出てきたのは春空だった。

白を基調にした衣装に身を包み、照れくさそうに笑う。

春空「どう?」

そう言いながら、くるっと一回転して見せる。

陽「似合ってる!」

伊澄「春空らしいね。」

みんなが口々に褒める中、春空は莉麻の方を見る。

春空「莉麻ちゃんは?どう思う?」

少しだけ期待したような目。

莉麻はじっと春空を見ると、ふわっと笑った。

莉麻「すごく似合ってる。春空くんの雰囲気にぴったり。」

その言葉を聞いた春空は、少し照れたように笑う。

春空「よかった。」

その笑顔を見ていた悠真は、自分でも気づかないうちにフィッティングルームのカーテンを握る手へ少し力が入っていた。