食事を終え、それぞれが湯のみを手に一息つく。

店内にはゆったりとした時間が流れていた。

マネージャーが時計を確認し、立ち上がる。

マネージャー「そろそろ行くか。午後は衣装合わせだ。」

陽「了解!」

全員が席を立ち始める。

莉麻も食器をまとめようとすると、店員が慌てて駆け寄ってきた。

「こちらはそのままで大丈夫ですよ。」

莉麻「あ、すみません。」

思わず頭を下げる。

その様子を見ていた春空が小さく笑った。

春空「莉麻ちゃんって、そういうとこあるよね。」

莉麻「え?」

春空「つい動いちゃう。職業病っていうか。」

そう言って笑う。

莉麻も少し照れながら笑い返した。

莉麻「気づいたら動いてるかも。」

その返事に春空は「やっぱり」と嬉しそうに頷いた。