料理が運ばれてくると、個室の空気は一気に和やかになった。

陽「いただきまーす!」

勢いよく箸を持つ陽を見て、未来が苦笑する。

未来「陽、早い。」

陽「冷める前が一番うまい!」

その言葉にみんなが笑った。

莉麻も「いただきます」と小さく手を合わせる。

マネージャーはそんな様子を見ながら、ふっと笑った。

マネージャー「こういう時間も大事なんだ。」

莉麻が顔を上げる。

マネージャー「仕事中は慌ただしい。だから飯食ってる時くらいは、みんな肩の力抜いてる。」

そう言われて改めて周りを見る。

テレビで見るアイドルじゃない。

年齢の近い男の子たちが笑い合って、ご飯を食べている。

そんな何気ない光景が、少し新鮮だった。