莉麻「おはようございます!」

朝一番に事務所のドアを開けた莉麻は、少しだけ緊張した声で挨拶をした。

初日を終えたとはいえ、まだ二日目。

分からないことばかりなのは変わらない。

でも昨日よりは少しだけ肩の力が抜けていた。

マネージャー「おはよう。」

すでに来ていたマネージャーはコーヒーを片手に笑う。

マネージャー「今日は早いな。」

莉麻「昨日教えていただいたことを確認したくて。」

そう言ってバッグからメモ帳を取り出す。

昨日びっしり書いたページを開き、一つずつ見返していく。

そんな姿を見たマネージャーは、思わず笑みをこぼした。

マネージャー「本当に真面目だな。」

莉麻「早く皆さんの役に立ちたいので。」

その言葉にマネージャーは静かに頷く。

マネージャー「その気持ちは十分伝わってる。だから焦らなくていい。」

その一言だけで、張っていた気持ちが少しだけ軽くなった。