レッスンが終わると、メンバーは床へ座り込みながら息を整えていた。

春空はペットボトルを飲み終えると、莉麻の方へ歩いていく。

春空「ねぇ、莉麻ちゃん。」

莉麻「はい?」

春空「メモ、見てもいい?」

「こんなに何書いてるんだろう。」と笑いながら覗き込む。

莉麻は少し照れながらノートを差し出した。

春空はページをめくる。

そこには細かい文字がびっしり並んでいた。

『陽くんは飲み物を飲むのが早い。』

『未来くんは荷物をいつも同じ場所へ置く。』

『伊澄くんはストレッチを長めにする。』

『悠真くんは水分補給を忘れがちだから声をかける。』

春空は思わず笑ってしまう。

春空「すごい!みんなのこと、もうこんなに見てるんだ。」

莉麻は少し恥ずかしそうにノートを閉じた。

莉麻「まだ全然です。覚えることがいっぱいで。」

その笑顔に、春空まで自然と笑顔になる。