こちら、溺愛ミステリー部!① 〜事件も恋も、推理で解決します!〜

え…先生?

ぽかーんとする。

先生ははっ!とした顔だった。

「せ、先生…門は閉まりましたよ…?」  

「い、いやぁなあ。先生は噂を確かめに来たんだ、受験生が勉強を放置してここを見に来ることがよくあるからな。」

…そういうこと。

わたしは全部わかった。

「その噂を流したのは…先生、ですよね…?」

「なっ…!」

みんなも、そういうことか!と納得した表情だった。

「だって、ピロンとなったのは音楽室。音楽室には先生がいた。だったらもうなにも言えないですよ〜」

わざとすばるくんが煽るように言う。

「た、ただ先生は…!」

「受験生を邪魔してるのは、どこのどいつですか?」

と、井上くんが言う。

あはは…先生泣きそうな顔…。

「凛花ちゃん。こんなのに構ってらんない。行こう」

私の手をぐいっと引っ張った井上くん。

「まってよ〜。僕も!」

それに続いて、すばるくんも歩き出した。

「…」

相変わらず、清水くんは黙ったままだ。