こちら、溺愛ミステリー部!① 〜事件も恋も、推理で解決します!〜

そうとしか、考えられないっ…。

「い、井上さんは怖くないのっ…?」

「別に〜?だったら俺、ミステリー部だから」

ミ、ミステリー部?

「な、なに、その部活っ…」

初めて聞いた部活だな…。

「あー知らない?珍しいね。みんな知ってるのに。
ミステリー部は名前どおり、ミステリーを解決することだよ。みんなの日常生活で不思議なことを、調査しに行くんだ」

それって、つまり…。

「夜の音楽室でピアノの音がする、ことを調べに来たの?」

「そーそ。」

真顔でうなずく井上さん。

ミ、ミステリー部、かぁ…。

わたしはミステリーの小説が大好きだけど、やっぱり実際は怖いかもっ…。

でも、ワクワクはするっ…!

「もしよかったら、部室行く?」

「えっ…いいの!?」

不気味だと思っていたから、めちゃくちゃ嬉しい!

「ありがとうっ…」

にこっとお礼を言う。