こちら、溺愛ミステリー部!① 〜事件も恋も、推理で解決します!〜

「凛花、おはよう」

「マドナちゃん!おはよう!」

本を読もうとした時、幼なじみであるマドナちゃんに挨拶をした。

「今日も井上くん、めちゃくちゃカッコよかった〜!」

マドナちゃんは響くんのことを本気で狙っているらしい。

そう噂になっている。

わたしはふふっと笑ったのと同時に、なぜかちくりと胸が痛くなった。

あ、あれ…?どうして…?

わたしはマドナちゃんの恋を応援しているはずなのに。

別にわたしは響くんのことは…。

ぐるぐるそう考えていると、響くんが来た。

「マドナ。おはよう」

「い、井上くんっ…!おはよう!!!!」

なんか、恋する乙女を超えて、突進するイノシシみたいになってるよ、マドナちゃん…。

それぐらい、嬉しいのかな…。

わたしは遠ざかる井上くんの背中をじっと見つめながら、そんなことを考えていた。