こちら、溺愛ミステリー部!① 〜事件も恋も、推理で解決します!〜

「そんなことないよ!清水くん、ありがとっ!」

にこっと微笑むと、清水くんはふっと笑った。

「お前は元気なのが1番だ。」

わっ…!!

ぽんっと頭をなでられて、思わずしりもちをつきそうになる。

「和也。凛花ちゃんが困ってるだろ」

「…そうか、ごめんな」

べ、別に困ってるわけではなくて…と苦笑いする。

ーバン!

門を開く。

「凛花ちゃーん!」

すばるくんがわたしの腕にギュッと抱きついてきて、ふらっとよろける。

そんなわたしを掴んでくれた井上さん。

ドキッと思わず胸が高鳴る。

「ねえ凛花ちゃんって彼氏いるの?」

「ふふふ。いるわけないよー」

「えー!いないんだ!僕、凛花ちゃんのお嫁候補になりたいなっ!」

お、お嫁候補…!?冗談だよね…!

「ま、まだお嫁は早いよっ」

苦笑いをしながらよしよしとすばるくんをなでる。

「…」

そんなわたしたちを、清水くんと井上くんが、じっと見ていた。

わたしはまだ気づかなかったんだ、こんな感情に。