こちら、溺愛ミステリー部!① 〜事件も恋も、推理で解決します!〜

「清水くん、もしかして怖いの苦手だった?」

「は?」

もしかしたら、そうかもしれない…だったら、めちゃくちゃ申し訳ない…けど…。

「別に…、」

口数は少ない…けど…清水くんなりには優しいのかな?ふふっ。

「…門の鍵、持ってる人いる?」

深刻そうな表情でいう、すばるくん。

あ…わたし、持ってない…。

「…俺、持ってる」

しーんと空気が静まった中、清水くんがそう言った。

…持ってるの?!

「そっかー、和也はたしかお父さんが理事長だったよね」

えっ…お父さんがこの学園の理事長!?

す、すごっ…。

でも、理事長って、めちゃくちゃ明るそうな元気な人、じゃなかったっけ…。

とても清水くんのお父さんには見えない…。

「…その話題はするな。父は変な人だからな」

清水さんにとってお父さんはあまりいい存在ではないのか、顔をしかめている。