私たちの友情は一生不滅!

「ほっといてよ……! 私がどうなろうと、もう関係ないでしょ……!」



伊奈はしゃがみ込んだまま、膝に顔を埋めて声を上げて泣いた。



「みんな死んじゃったんだよ! 私だけ生き残って、あいつらのいない世界で、私にどうしろって言うの……! 生きてる意味なんて、もうどこにもないよ……!」



泣きじゃくる伊奈の姿を、賢人は黙って見下ろしていた。



やがて、彼は乱暴に自分のカーディガンを脱ぐと、震える伊奈の肩にバサッと掛けた。



「……意味がねえなら、作ればいいだろ」



低く、だけどまっすぐな賢人の声が、伊奈の耳に落ちてきた。



「お前が死んだら、あいつらが喜ぶのかよ。残された親がどう思うとか、そんな綺麗ごとは言わねえよ。だけどな……」



賢人は伊奈の前にしゃがみ込み、その濡れた瞳を真っ直ぐに見つめた。



「俺は、お前が死ぬのは嫌だ。だから、生きろよ。お前が生きる意味なら、これから俺が一緒に探してやるから」



ぶっきらぼうだけど、嘘偽りのないその言葉。



凍りついた伊奈の胸の奥で、カチリと何かが音を立てて動き出した。



誰も責めない代わりに、誰からも救われなかった伊奈の心に、賢人の温もりが初めて深く染み込んでいくのだった。