季節は巡り、二人は同じ高校の進級を迎えていた。
放課後の帰り道、並んで歩く距離は以前よりもずっと近くなっていた。
ふとした拍子に肩が触れ合うたび、伊奈の胸の鼓動はうるさいほどに高鳴る。
「なぁ、伊奈」
前を歩いていた賢人がふと立ち止まり、振り返った。
夕日が彼の横顔を優しく染め上げている。
「ん? どうしたの?」
「……その、なんだ。お前さ、最近他の奴と楽しそうに喋りすぎじゃね?」
「え? それって……もしかして嫉妬?」
からかうように笑うと、賢人はバツが悪そうに顔を背け、耳まで真っ赤に染めた。
「うるせえ。……とにかく、俺以外の男にそんな笑顔向けるなよ。……俺は、お前のことが好きなんだからさ」
ボソッと呟かれたその告白は、あまりにも直球すぎて、伊奈の脳みそを完全にフリーズさせた。
「え……? い、いま……なんて……」
「聞こえなかったならもう一回言わねえよ!」
顔を真っ赤にして早足で歩き出す賢人の背中を見つめながら、伊奈の頬も同じくらい熱くなっていた。
放課後の帰り道、並んで歩く距離は以前よりもずっと近くなっていた。
ふとした拍子に肩が触れ合うたび、伊奈の胸の鼓動はうるさいほどに高鳴る。
「なぁ、伊奈」
前を歩いていた賢人がふと立ち止まり、振り返った。
夕日が彼の横顔を優しく染め上げている。
「ん? どうしたの?」
「……その、なんだ。お前さ、最近他の奴と楽しそうに喋りすぎじゃね?」
「え? それって……もしかして嫉妬?」
からかうように笑うと、賢人はバツが悪そうに顔を背け、耳まで真っ赤に染めた。
「うるせえ。……とにかく、俺以外の男にそんな笑顔向けるなよ。……俺は、お前のことが好きなんだからさ」
ボソッと呟かれたその告白は、あまりにも直球すぎて、伊奈の脳みそを完全にフリーズさせた。
「え……? い、いま……なんて……」
「聞こえなかったならもう一回言わねえよ!」
顔を真っ赤にして早足で歩き出す賢人の背中を見つめながら、伊奈の頬も同じくらい熱くなっていた。



