イケメン双子兄弟×美少女双子姉妹の不器用すぎる甘い恋 ──私だけを見てくれる、たった一人に恋をした。──

翌日の放課後、私は図書室の帰りに、校舎裏の裏庭でまた光輝と鉢合わせた。



彼は一人、自販機の前で缶コーヒーを握りしめたまま、壁に寄りかかっていた。



その表情は、生徒たちの前で見せる「太陽の光輝」とは似ても似つかないほど、冷たく乾いていた。



「……見ちゃったな」



私の足音に気づいた光輝は、気まずそうに苦笑いを浮かべた。



「みんなの前じゃ、『お気楽なムードメーカーの光輝くん』でいなきゃいけないからさ。疲れるんだよね、こういう仮面をつけるのって」



いつも明るいお兄ちゃん。



弟の智樹さえも羨む、完璧な人気者。



そんな彼が、私と同じように「役割」に苦しんでいるなんて思わなかった。