イケメン双子兄弟×美少女双子姉妹の不器用すぎる甘い恋 ──私だけを見てくれる、たった一人に恋をした。──

光輝が去ったあと、私は息を整えるように窓の外に視線を戻した。



中庭では、今度は智樹が双葉と話しているのが見えた。



「……ねえ、智樹くん。これ、この前のプリントの……」



双葉がいつもの「頼れるお姉ちゃん」の顔で智樹に話しかけている。



しかし、智樹は面倒臭そうに眉をひそめ、冷たく言い放った。



「お前さ、いい加減その『お世話係』ぶるのやめてくんない? 見てて痛いんだけど」



――ビクリ、と心臓が跳ねた。



いつも周りから「しっかりしてて頼りになる」と褒そやされている双葉が、智樹の一言で青ざめるのが、遠目にもわかった。



双葉は「……ごめん」と小さく呟き、逃げるようにその場を去っていく。



私は慌てて図書室を飛び出し、廊下の角で双葉を追いかけた。