エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「え⋯⋯?」

「僕から、離れていかない⋯⋯?」



その声は、どこか震えていて⋯⋯まるで、私がこの部屋から出ることを恐れているようにも感じられた。

いつもと全く違う声で、なんとなく、この姿が瑠衣さんの”本当の姿”なんだと悟ってしまった。



「うん、今は離れていきませんよ。⋯⋯私でよかったら、心配なこととか、不安なこととか⋯⋯全部聞きますよ!」



瑠衣さんもそうかはわからないけど、不安に思っているときは、思いを吐き出したほうがいいもんね。

瑠衣さんの手を握りながらそう微笑んだ。



「⋯⋯引かない?」

「内容によるかもですけど⋯⋯でも、瑠衣さんの心配ごとなら、引いたりするような内容じゃないはずです。だから⋯⋯きっと、引かないと思いますよ」



人が心配に思っていることなら、引かれるような内容のものなんて、一つもないと思う。

私がそう言って微笑むと瑠衣さんは安心したのか、一度大きく息をついた。



「⋯⋯僕が、小鈴ちゃんのいろんな情報知ってるって言ったら、どう思う?」



え⋯⋯?