エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

そんな瑠衣さんがこんな時間になっても来ないなんて⋯⋯何かあったのかな?



「みなさん、おはようございます。今日は⋯⋯天咲さんが欠席ですね。では、同じ寮の⋯⋯宝井さん、今日のプリントをまとめて天咲さんに届けてくださいね」



えっ⋯⋯。

瑠衣さん、今日学校休むんだ⋯⋯。

体調不良⋯⋯? だとしたら、お見舞いに行ったほうがいいよね⋯⋯。

帰る前にゼリーとか買っておこうかな。

その日は瑠衣さんのことが気になって、授業のことは頭に入りづらかった。

☆     ☆     ☆

よし⋯⋯一応体調不良じゃないときでも使えるものを買ったから、もし体調不良じゃなかったとしても、これは使えるよね⋯⋯。

というより、生きてる以上体調不良になったってしょうがないんだし、買っておいて損はないはずだ。



「ただいま帰りました⋯⋯」

いつものように寮の中は静まっていて、とても人がいるようには思えなかった。

あれ⋯⋯瑠衣さん、どこにいるんだろう⋯⋯?



「⋯⋯っ、あ、れ⋯⋯もう、帰ってくる、時間、か⋯⋯」



部屋の奥の方から、かすかにそんな声が聞こえた。