エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

「なんだかさ⋯⋯クラスの雰囲気って、こんなに固いものなの⋯⋯? 教室の中には人がたくさんいるはずなのに、どうしてこんなに静かなんだろうって思って」



今この瞬間も生徒が多いはずなのに、教室内は静けさに包まれている。

前の学校ではたくさんの生徒が話していたりしていたから、こうやって静かなクラスは初めてで、驚いていたんだ。



「⋯⋯うちの学校さ、全国の中でも結構な進学校で、親に期待されてる子が多いんだよね〜⋯⋯。幸いにもあたしの家族は成績とか気にしないタイプだからよかったな〜」



そうなんだ⋯⋯。

私の家族は近くにはいないから毎日話しているわけではないし、『健康でいてくれたら何より!』って感じだから、今まで成績に関して口を出されたことはないなあ。



「そういえば、今日は天咲くんいないんだね〜。小鈴ちゃん、何か知ってる?」

「いや⋯⋯家出るときは本当にいつもと同じだったよ⋯⋯?」



ライラちゃんに言われて教室全体を見回しても、やはりそこに瑠衣さんと緩さんの姿は無い。

緩さんはちょくちょく教室にいないときがあるから見慣れているけど⋯⋯。

瑠衣くんは優等生タイプだし、学校は何も無い限りは休まないと思う。