エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

私は名字が宝井の「た」だから、真ん中らへんで呼ばれると思う。



「次、宝井小鈴さん」

「は、はいっ」
 


いくら全力を出し切ったとはいえ、結果がどうなったかはわからない。
 
心臓がバクバクと音を立てているのがわかってしまうほど緊張しているのが全身から伝わってくる。
 
先生からテストの結果用紙をもらってから、自分の席に戻る。
 
ライラちゃんは私よりも先に結果用紙をもらっていて、いつもよりも笑顔が明るいような気がした。
 
きっと、ライラちゃんは結果良かったんだなあ⋯⋯私も確認しようっと。
 
紙をぺらりとめくると、そこには二十三という数字が書かれていた。
 
全体の順位が二十三っていうことは⋯⋯半分よりもちょっと下っていうことかな?
 
私の学年は全員で四十人だから、私の成績は本当に真ん中くらいだ。



「あっ、小鈴ちゃんも結果用紙先生からもらったんだ。結果、どうだった?」

「私は真ん中くらい。最下位よりはマシだよねっ」

「ふふ〜。小鈴ちゃんのその考え方、あたし大好きだな〜」

「ありがとうっ。⋯⋯ちなみに、ライラちゃんはどのくらいだったの?」
 


先生から騒ぎながら結果を見せ合うことはやめなさいって言われてるから、私たちは小声でお互いに聞きあった。



「あたしは八位だよー。前よりも二つ順位が上がって嬉しい♪」
 


八位っていうことは、トップ十に入っているってこと!?