エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

それから私は比べる対象を自分にして、前の自分よりも成長できるように頑張ったんだ。
 
陸くんも、昔の私みたいに冬夜さんたちと比べていたんだろうな。



「今日は全力を尽くそう! ⋯⋯はいっ、これ、朝ごはんのおにぎり。陸くんだけ一個おまけね」

「えっ⋯⋯いいんすか!?」

「うん。みんなには内緒だよ? 腹が減っては戦はできぬって言うしね」
 


明らかにさっきよりも顔が明るくなった陸くん。
 
よーし⋯⋯! 私も陸くんを見習って頑張ろうっ!

☆     ☆     ☆

「あっ、小鈴ちゃんおはよー」

「ライラちゃん、おはよっ」
 


教室に入ると、ライラちゃんが一番に挨拶を交わしてくれた。
 
というより、ライラちゃん以外の人は私を視界に入れないようにしているしなあ⋯⋯きっと、テストの勉強で忙しいんだよね。



「小鈴ちゃんー⋯⋯どうしよう、あたし自信全く無いんだけど〜」

「私もだよー。でも、お互いに頑張ろうねっ」

「もっちろ〜ん! 自信が無くたって全力を尽くすのみだもんね!」
 


ライラちゃんと微笑みながら、私もテストの直前まで復習を繰り返した。


それから二週間が経って、テストの結果が返ってくる日となった。



「それでは、今からテストを返却します。名簿順で返しますが、騒ぎながら結果を見せ合うようなことは慎むように」
 


そう言ってから先生はクラスメイトの名前を一人ずつ呼んでテストを返却し始めた。