エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

席に座ると、隣の席から尋常じゃない好奇の視線を感じた⋯⋯ような気がした。

案の定、白河さんが私を見ながら目を輝かせていた。



「自己紹介まだだったよねー。あたし、白河ライラ。よければライラって呼んでね! あたしも小鈴って呼んでもいい?」

「もちろん!」

「というか、天咲くんが笑ったとこ初めて見たー! それに、浅葱くんも話していたし。これは雪が降るねぇ」

「雪!?」
 


今は六月で、昼間だとちょっぴり蒸し暑くなるような感じ。
 
少なくとも、雪が降るほどの寒さなんてない。
 
それくらい、瑠衣さんが笑ったり、緩さんがクラスのみんなの前で話たりすることは珍しいっていうことだよね。
 
天才と変人は紙一重と聞いたことあるし、やっぱり面白い人がたくさんいるんだなあ。



「というか、小鈴ちゃんの寮部屋のメンバートップ五の皆様だって聞いたんだけど、ほんと!?」

「とっぷふぁいぶ⋯⋯?」
 


ライラちゃんが言った言葉を復唱していると、ライラちゃんは頷いてそのトップ五とやらについて説明を始めてくれた。



「そう。生徒会長でテストが常に一位の秀才である逢坂冬夜先輩、情報リサーチの天才と呼ばれている天咲瑠衣くん、陸上大会で優勝するほど運動神経がいい羽柴陸くん、髙梨財閥の御曹司でスペック抜群な髙梨久遠先輩、IQが二百を越えていて頭が切れている浅葱緩くんの五人のことだよ! いやあ、うちの学年に二人もいるなんて眼福だよねー。それに五人とも顔めちゃくちゃ良くて女子からの人気凄まじいし」
 


早口でペラペラと喋るライラちゃんの目はキラキラと輝いていて、その勢いに押し負けそうだった。