エリートではありません、非エリートです!!(誇) ~無能な落ちこぼれの私が、なぜかエリート男子集団に気に入られちゃいました!?~

でも、そんな沈黙を破ったのは一人の男子の声だった。



「ぷっ⋯⋯はははっ! 普通そうは考えないでしょ⋯⋯」

「⋯⋯⋯⋯僕は、陰口っぽいことを言われて非エリートとか言うバカよりも編入生に自己紹介のときに陰口を言う君たちの方がよっぽどこの学園にふさわしくないと思うんだけど」
 


よく顔を見てみると、そこに座っていたのは瑠衣さんと緩さんだった。
 
あれ⋯⋯瑠衣さんって、あんな風に笑うんだ⋯⋯。
 
というより、緩さんがあんなに長い時間話しているところを私は初めて見た。
 
これ、私のことを庇ってくれている⋯⋯?

(※一応緩にバカとは言われておりますが、小鈴は気づいていません※)



「そっ、そうですよ⋯⋯! ⋯⋯コホン、とりあえず、宝井さんを席に案内します。宝井さんの隣は⋯⋯」

「はーいっ! あたしでーす! 宝井さん、こっちこっち!」
 


先生がクラス全体を見回して席を探しているような素振りを見せると、淡い白色の髪の毛をサイドで一つにまとめている髪型の元気そうな女の子が手をあげた。



「白河さんですね。じゃあ、宝井さんは白河さんの隣に行ってください」



確かに、白河さんと呼ばれた女子生徒の隣の席には誰も座っていない席がポツンと置かれてある。
 
あそこが私の席かな⋯⋯?
 
席に向かっている途中も、緩さんに言われて気まずそうにはしながらもクラスの人からジロジロと見られたような感覚があった。

始まりがなんか悪い感じになっちゃったなあ⋯⋯でも、終わり良ければ全て良しって言うし、最初が最悪でもこれから最高を目指して頑張ればいいよねっ。