「今日からここに通うのかあ……」
私は目の前に広がる大きな校舎を見上げながら呟いた。
さすがに大きすぎる……ここ、普通の中学校なんだよね? 敷地をざっと見るだけでも、東京ドームがすっぽり二つ分入っちゃいそうなんだけど……。
迷子にだけはなりたくないなあ。もう中学二年生だし。
___私、宝井小鈴。十三歳の中学二年生。
今日から私は……この目の前にある巨大学園こと陽桜(ひおう)学園に編入します!
☆ ☆ ☆
「あなたが宝井小鈴さん? 私は理事長を務めている逢坂桜子です。これからよろしくね~!」
「はいっ! よろしくお願いします!」
理事長室に行くと、若々しい女の先生が出迎えてくれた。
若い……若すぎる……もう高校生にも見えてきちゃったよ。
さすがに失礼だから年齢は聞けないけど、理事長をやっているってことは、最低でも三十代以降ってことだよね……?
「さて、じゃあここで粗方の学園の説明をしちゃうわね」
「お願いします!」
たくさんある学校からこの陽桜学園を編入先の学校に選んだ理由。それは……
……本当に、なにもない。
つい最近までは普通の中学校に通っていたんだけど、お父さんとお母さんのお仕事の関係で海外へ転勤しなくちゃいけないことになっちゃって。
私は目の前に広がる大きな校舎を見上げながら呟いた。
さすがに大きすぎる……ここ、普通の中学校なんだよね? 敷地をざっと見るだけでも、東京ドームがすっぽり二つ分入っちゃいそうなんだけど……。
迷子にだけはなりたくないなあ。もう中学二年生だし。
___私、宝井小鈴。十三歳の中学二年生。
今日から私は……この目の前にある巨大学園こと陽桜(ひおう)学園に編入します!
☆ ☆ ☆
「あなたが宝井小鈴さん? 私は理事長を務めている逢坂桜子です。これからよろしくね~!」
「はいっ! よろしくお願いします!」
理事長室に行くと、若々しい女の先生が出迎えてくれた。
若い……若すぎる……もう高校生にも見えてきちゃったよ。
さすがに失礼だから年齢は聞けないけど、理事長をやっているってことは、最低でも三十代以降ってことだよね……?
「さて、じゃあここで粗方の学園の説明をしちゃうわね」
「お願いします!」
たくさんある学校からこの陽桜学園を編入先の学校に選んだ理由。それは……
……本当に、なにもない。
つい最近までは普通の中学校に通っていたんだけど、お父さんとお母さんのお仕事の関係で海外へ転勤しなくちゃいけないことになっちゃって。


