…
次の日の朝、あたしはこっそり静華ちゃんの部屋に行った。
相変わらず昨日からずっと誰かの部屋移動してばっかなのよね。
「コンコン、静華ちゃん、いる?」
「ねぇ静華ちゃん、
あたし達ノリあわないって言ってたけど、
もうちょっと具体的に何が嫌だったのか教えてほしいの。
あたし、できる限りの努力はする。それでもあたし嫌いだったらもうかまわなくていいから。」
「あ──あの件はさすがに私が
理不尽すぎたとは思ってて、、
でも、親が結構厳しくて。友達関係とか私の自由なはずなのに、全部口出ししてくる。だから稀鳥さんが悪いとは全然思ってないの。
───────でも
本心は、親が怖いの。マナーとか守らないと怒鳴られるし、友達ができたら「どんなひと?どこに住んでいるの?」ってめっちゃ聞いてくるの。わ、わたしはどうすればいいの?」
「うーんこっそり友達作るのは無理かな?」
「無理だよ、バレたときどうすればいいのよ」
静華ちゃんは本気で怖がっているようだった。
「でもね、あたしだって静華ちゃんと仲良くなること、そう簡単にはあきらめないんだから!」
ここで弱く言ってたら負ける。強くいかなきゃ。
「……!私、やっぱりもう一度お父さんに言ってみる!
稀鳥さんは意志が強くて、すてきな女の子なんだよって!」
「静華ちゃん、、、!好きー」
──────こうして全ての事件は解決されたかと思われていた。
この時までは。



