【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂






地下格闘技場の最奥。


スポットライトに照らされた巨大なリングの上で、二代目総長・神代はポケットに手を突っ込んだまま、ゆっくりと振り返った。


鉄の扉を開け、悠然と歩み出てきた黒曜の総長・レイの姿を、その鋭い三白眼がじっと捉える。


腰まである艶やかな黒髪、跳ね上げたキャットラインの妖艶なメイク、そして肩に羽織った鳳学園のブレザー


薄暗い地獄のような空間の中で、彼女の放つ圧倒的な気品と覇気は、まるで泥の中に一輪だけ咲く黒百合のようだった。


神代は一瞬だけ呆気に取られたように目を見開いた後、ゾクゾクとした笑みを浮かべて髪をかき上げた