その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

「品格を汚された、ですか。それは聞き捨てなりませんね。我が『黒曜』の団員たちに手を出して、ただで帰れると思っているのでしょうか」

立ち上がったレイは、屋上の柵から夜の街を見下ろした。

「颯太君。バイクの準備を」

「了解。レイ、俺のウイニングランの出番、今度こそ残しといてよね?」

「ふふ、あなたの運転が一番心地いいですからね。お供をお願いします」

チャラチャラと笑う颯太の横で、レイの瞳に冷徹な戦意が宿る

「蓮君、一ノ瀬君、陸君。あなた方は『黒曜』の誇りです。地べたを這う雑魚どもに、夜の鳳のルールを……私私たちの『教育』を、叩き込んで差し上げましょう」

「「「かしこまりました!!」」」

爆音と共に、漆黒の単車たちが夜の街へと駆け出す。