【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂


「私の部下になりたいですか? 構いませんが、地獄の果てまでついてくる覚悟はありますか?」


ゾワリと、高橋の背筋に鳥肌が立った。丁寧な敬語なのに、その言葉には「引き返すなら今だ」という最後通告のような重みがあった。


高橋はゴクリと唾を飲み込み、手の中の温かい湯呑みを強く握りしめた。そして、まっすぐにレイの目を睨み返すように、力強く頷いた。


「はい! 地獄の果てまで、あなたについていきます……!」


その答えを聞いたレイは、ふっと満足そうに口元を緩め、いつもの優しいミオさんの笑顔に戻った。


「ふふ、良いお返事です。三浦君」


「ん〜? なに、レイさん」


颯太が頭の後ろで手を組みながら、タメ口で応じる。