【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂


「……高橋君。正気ですか? 我々は不良ですよ。一般生徒のあなたが首を突っ込んでいい世界ではありません」


一ノ瀬の冷たい言葉に、高橋は肩をビクッと震わせる。
すると、颯太がソファーからガバッと起き上がり、高橋の肩にガシッと腕を回してきた。


いつものチャラいタメ口だ。


「おいおい一ノ瀬、そんな冷たくすんなって。……でもさ高橋くん、気持ちは嬉しいけど諦めなよ。昨日見たでしょ? 敵の二代目・神代って奴、マジでヤバいオーラ放ってたじゃん。君みたいな素人が入ったら、一瞬で消されちゃうよ?」


「それでも、です……っ!」


高橋は涙目になりながらも、まっすぐに澪を見つめ続けた。