【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

そして、ソファーに寝転がってスマホをいじっている三浦颯太だ


「あら、高橋君。どうかしましたか?」


澪がいつものお淑やかな優等生の笑顔で顔を上げる


高橋は拳をギュッと握りしめ、喉の奥から絞り出すように叫んだ


「九、九条先輩! いえ……レイさん! お、俺を『黒曜』の部下にしてください! もう守られるだけの自分は嫌なんです。レイさんの、皆さんの力になりたいんです!」


静まり返る生徒会室。


ソファーで寝転んでいた颯太が、スマホから目を離してパチクリと瞬きをした。


一ノ瀬は眼鏡のブリッジを押し上げ、冷徹な視線を高橋に向ける。