【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂

「おい、見つけたぜ。昨日、レイに助けられてた鳳のガキだ」


現れたのは、包帯を巻いた『狂犬連盟』の残党2人


だが、その中央に立つもう一人の男を見て、高橋は本能的に震え上がった


黒髪のオールバックに、高級そうなブランドの黒シャツを着崩した男
狂犬の残党たちが、その男の背後で怯えるように直立している


「あーあ、金城の奴がボコられたってきいた時は笑ったけどさ。まさかこんなモブを助けるために、あの高潔な九条レイが直々に出張ったわけ?」


男は気だるげに首を鳴らし、鋭い三白眼で高橋をねめつけた