【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂






放課後の鳳学園


1年の高橋は、前に目撃した『黒曜』の圧倒的な光景が頭から離れず、
上の空で下校の途についていた


(優等生のミオさんが、夜は最狂の総長、レイさん……)


秘密を共有してしまった高橋の胸は、恐怖よりも不思議な高揚感で満たされていた


しかし、その油断が仇となる


校門を出て数分、人通りの少ない高架下に差し掛かった瞬間、
男たちの不気味な笑い声に道を塞がれた