「総長たるもの、文武両道でなくては示しがつきませんので」
「総長……!? いま、総長と言ったかね!?」
教頭が色めき立つ。しかし、澪はふふ、と妖艶に笑って言葉を重ねた
「生徒会の『長』、という意味ですよ。先生。私は校則をただの一度も破っておりません。成績は常にトップ。素行もご覧の通り。そんな私の『根拠のない噂』を理由に役職を解任なさるおつもりですか? もしそんな理不尽が通るならば、学園の品位を落としているのは、生徒ではなく教頭先生、あなたの方ではございませんか?それに、生徒会に入っている彼らも成績は私には劣りますが成績はとても優秀ですよ」
誰にでも丁寧な敬語。
だが、その言葉は一分の隙もない完璧な刃となって、教頭のプライドを完璧に切り裂いた。
「くっ……!、九条、君……!」


