【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂


涙目で絶叫する敵ボスに、レイはしゃがみ込み、冷え切った指先で彼の顎をクイと持ち上げた。
妖艶で、あまりに最狂な微笑みを浮かべる


「奇跡? 違いますね。これは単なる、圧倒的な実力差です。決して忘れぬように」


ドン、と。
レイの容赦ない足蹴りが金城の胸元に決まり、彼はコンクリートの地面を何メートルも滑っていき、そのまま意識を失った


完全なる静寂。
狂犬連盟は文字通り壊滅した


「ふぅー、お疲れレイ。今日もマジで容赦ないね」


颯太が髪をクシャッと掻きながら、隣に歩み寄ってタメ口で微笑みかける