【完】その黒曜、あまりに気高く、あまりに最狂






激しい雨が打ちつける深夜の廃ビル。



群がる敵の大人数をたった二人で圧倒していた蓮と陸だったが、キリのない数に次第に追い詰められ、背中を合わせながら息を切らせていた



「おい陸、まだいけるか……!?」



「当たり前だろ蓮! 俺たちの意地を見せてやる!」



満身創痍の二人が覚悟を決めたその瞬間、激しい爆音と共に一台のバイクが壁を突き破るようにして現れた



ライトの光の中に浮かび上がったのは、美しく冷徹な『黒曜』の総長・九条レイ



「……私の街で、これ以上騒がしい真似はさせません」