私の疑問を感じ取ったのか、金髪のお兄さんが「バカ女だ、コイツ」と後ろのシャツのお兄さんに向かってげんなりした表情を見せた。
バカとは、失礼な。
む、と金髪兄さんを睨めば「なに睨んでんだテメェ」と頭をしばかれる。それも結構な力で。
「その裕二くんがな、借金してんだわ。俺らに」
「しゃっきん⋯」
「⋯の意味はわかるよな?」
まさか、と金髪兄さんがげんなりした顔をしたが、借金くらい知っていると先程しばかれた頭を撫でながら頷くとほっとした様に息を吐かれてちょっとだけ、ムカついた。
「で、裕二くんの借金が利子も含めて2000万なんだわ」
「ほぉ⋯」
「でも当の本人は夜逃げしやがって、居場所がわかんねぇの」
「やっぱり!裕二くん見つかんないと思ってたんだよねぇ」
教えてもらった家に行ってもそこはもぬけの殻で。
さては本当に浮気して私に恐れをなして逃げているんだな!?と思っていたけれどどうやら違ったみたいだ。
裕二くんは、借金から⋯このお兄さんたちから逃げていたんだ。



