遠くのほうで自分の名前を呼ぶ声が聞こえる気がする。
なのに、視界は真っ暗で何も見えない。
ゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに白が広がった。
光が白色に反射するのが明るすぎて、思わず目を細める。
「、、あやの、、っ!?」
声が聞こえる。
お母さんの声だ。
「、、おか、さ、、」
言葉を続けようとしても、何かにはばまれてうまく声が出せない。
「マスク外しますね」
冷徹な声が上から降ってきた。
マスク、、この人は、、?
「あやのっ、、だいじょうぶ、、!?」
「、、うん、、ここって、、?」
「病院だよ。彩乃は家で倒れたんだ。」
病院、、
そういえば倒れたような、、
今気づいたが、お父さんもいるのか。
相当心配かけたんだな、、、
「2日間も目が覚めなくて、、、」
「2日、、!?」
そんなにも私は起きなかったのか。
衝撃の事実にはっと息を呑む
人生で風邪をひいたのは片手で数えられるほどだとなのに、、

