最後の3ヶ月、キミが教えてくれたこと


夜の風が頬に触れる。
肌寒いけど、我慢して、一歩ずつ、一歩ずつ歩く。

海に行こう。

私の家から15分ぐらいのところに海がある。
小さい頃は毎日のように行って、お気に入りの場所だ。

学校で辛いことがあったりしたときは毎回海に行っていた。
足先だけでも海水に浸かると、体全体が冷えて落ち着いたからだ。
海の方向は考えなくても分かる。
そのぐらいに、行き慣れた場所。

足を動かすにつれ、潮の匂いが近づいてくる。

ここのマンションの横を抜けた先が海だ。