このあいだは金、そのまえはアッシュグレー。
コロコロ色を変えるから髪が傷みまくってるのに、艶のない毛先すらどこか危うさとして魅力的に映ってしまうズルさ。
ちなみにだけど今の舞はまっくろ髪。
正直歴代でいちばん似合ってる。言わないけど。
脱色なんて、ハゲないうちに自重するべき。
見てのとおり、顔だけはいい男。
その顔面のおかげで彼女がまったく途切れない男。
「ぐぬ、舞がうらめしい……どうしたら恋ってもんは実るのさ……」
「べつにおれ、恋実らせたとか、そーいう実感持って恋愛してねぇけどな」
「どゆこと??実ったからカレカノなんじゃないの??」
「ウブだね、おまえ」
バカにされている、あきらかに。
たしかに、片想い相手──本条くんの裏側を見抜けなかったのはわたしの経験の少なさが原因ではあるけども。
まさか、女好きボーイだとはおもわないじゃん。
あんな正統派みたいな見た目しといてさ。



