「ちなみに歴代彼女の9割にその理由でフラれてる」
「し、深刻すぎない?目が死んでるにしても凄まじいね……」
「らしい」
「一応好きだから付き合ってるんだよね?」
「いや、断って逆恨みされんのダルいから付き合ってる節はある」
な、ななな、なんて最低なヤツ。
悪びれもしない真っ直ぐな目をしやがって。
ここまであっけらかんと最低発言をされると、その裏表の無さに逆に感心してしまう。
「ていうか、舞ってフラれる側なんだ……飽きたら捨てるような鬼畜かとおもってたよ……」
「好きでもないオンナだもん。不満も欲求も生まれねぇから、別れる理由も生まれねぇんだよな」
「どうしてそんなことをツラツラと言えるんだい……」
「さぁ、フラれすぎて頭おかしくなってんじゃねぇの?」
こっちに一瞥をくれる舞。
その目は、べつに死んでるわけではないように見える。
わたしの認識の問題?
むしろ舞の目は綺麗だとおもう。
口を開けばいじわる弾丸な性格を、その純粋さを感じるほど透き通った瞳でカバーしてるようなやつなのに。



