陽はそれでもにこにこしたままだ。
「女子だけでうろつくと危ないよー」
三歩大股で歩くと、ゆっくりとこちらを振り向いた。
「蓮。探しに行こー」
私とあきは立ち上がり、レジャーシートを片付けると陽に近付いた。
「あー。蓮いたー」
陽が指先した方向に視線を移すと、キョロキョロしながら歩いている蓮が見えた。
陽は両手で口元を囲うと、息を吸った。
「蓮ーっ」
蓮はそれに気付き、走ってくる。
「……皆、いないからびっくりした」
「帰ろー」
「……そうだね」
辺りを見渡すと、人は少なくなっている。
私達は、夜道を歩いた。
さっきの出来事を考えると、ぞーっとする。
だからこそ、あきを一人で家に帰すのは怖い。そう思って口を開こうとした瞬間、陽が話始めた。
「あきちゃんー。俺、家まで送るよー」
あきは、申し訳なさそうに目を伏せた。
「あ、駅までで大丈夫です」
「駄目だよー。莉央の大切な友達に何かあったら最悪ー」
「でも、少し遠いので……」
陽はあきの顔を覗き込み、にーっと笑ってピースする。
「わざわざ遠くから来てくれてありがとうー。てー、事で、送らせてー」
「女子だけでうろつくと危ないよー」
三歩大股で歩くと、ゆっくりとこちらを振り向いた。
「蓮。探しに行こー」
私とあきは立ち上がり、レジャーシートを片付けると陽に近付いた。
「あー。蓮いたー」
陽が指先した方向に視線を移すと、キョロキョロしながら歩いている蓮が見えた。
陽は両手で口元を囲うと、息を吸った。
「蓮ーっ」
蓮はそれに気付き、走ってくる。
「……皆、いないからびっくりした」
「帰ろー」
「……そうだね」
辺りを見渡すと、人は少なくなっている。
私達は、夜道を歩いた。
さっきの出来事を考えると、ぞーっとする。
だからこそ、あきを一人で家に帰すのは怖い。そう思って口を開こうとした瞬間、陽が話始めた。
「あきちゃんー。俺、家まで送るよー」
あきは、申し訳なさそうに目を伏せた。
「あ、駅までで大丈夫です」
「駄目だよー。莉央の大切な友達に何かあったら最悪ー」
「でも、少し遠いので……」
陽はあきの顔を覗き込み、にーっと笑ってピースする。
「わざわざ遠くから来てくれてありがとうー。てー、事で、送らせてー」



