左は陽くん、右は蓮くん。

「唐揚げ!あ、じゃがバターもあるよ?」
「じゃがバター食べたい!
はんぶんこしようよーっ!」
「うん!はんぶんこする!」
私は泣きそうになりながら、じゃがバターの屋台に向かい歩いた。
購入したじゃがバターが入った容器を持って、端っこに移動するとレジャーシートを敷いた。
あきと座って食べ始める。
「美味しいね」
「うんうん。懐かしい味っ」
そんな会話をしていると、向かいから男性二人組が歩いて来た。
私達の横で止まったかと思ったら、こちらを覗き込む。
「めちゃくちゃ可愛いね!女の子二人なの?」
あきは無表情になると、口を開いた。
「……ダブルデート中なので」
「へええ。じゃあ、二人の彼氏帰って来るまでここに居る」
そう言うと、二人は横にしゃがみ込んで口を開く。
「高校生?」
「……」
「え、まさか、中学生?」
「……」
「あのさ。凄い苛つくから、返事くらいしようよ?」