彼らが何をしようとしているのか。考える間もなく、すぐに朱色の髪の男は私の足の間に入り込む。そしてスカートの裾に手を這わした。
ごつごつとした大きな手が私の太股に触れた瞬間、この後、自分の身に起こることが容易に想像がついた。
「……い、嫌……触ら……ないで」
この男は、瀕死の私を犯そうとしているのだ。なんて最低なことをするんだ。
瀕死の身体で必死に逃げようとするけれど、彼は片腕で私を抱え込み、まったく動じることがない。そして下着を引き抜かれたと思った途端、体の中心に激痛が走った。
「っ……!!」
あまりの痛みに悲鳴すら出せない私を見て、、朱色の髪の男は弾かれたように動きを止めた。
「嘘だろ?」
朱髪の男は驚きの声を上て、片手で顔を覆ってしまった。こちらからでは、彼の表情はわからない。
「………まいった。指だけで痛いとは……お前、生娘か?」
指の隙間から唸るように尋ねる男に、私は僅かな期待を抱いてしまう。
もしかして処女なら、良心の呵責で見逃して貰えるかもしれない。そんな希望を持って、私は一縷の望みを賭け頷いた。
けれど、その望みはあっけなく打ち砕かれてしまった。
「ルーク戻ってこいっ」
朱色の髪の男が首を捻って叫べば、遠くから、えーっという不満げな声が聞こえる。けれど、足音は確実にこちらに近づいて来る。
「こいつ生娘だ」
「あちゃー。じゃ、僕が押さえておきますから。先輩ー、お願いしますっ」
栗色の髪の男は私の頭上に回り込み、苦笑を浮かべた。
「すぐ終わるから、ちょっと我慢しててね」
そう言って私の両腕を押さえつけた。まるで聞き分けの無い子供をあやしているような素振りと口調に、本気で殺意が湧く。
言葉無く睨む私に、栗色の髪の男は水色の瞳を不憫な色に変え、こう言った。
「どうあっても、君は逃げられないよ。さ、諦めて、大人しくして。無駄に暴れない方が君の為でもあるんだから」
寝言は寝て言え。誰が諦めるものかと足をばたつかせたが、大の男に二人がかりで抑え込まれてしまえば抵抗にすらならない。
「おい、アレ持っているか?」
「潤滑油ですか?ええ、ありますよ。使いますか?」
「……そうするしかないだろう。生娘のせいか随分、狭い」
「そりゃ難儀っすね。はーい、どうぞ」
私を挟んで彼らは、二人にしか分からない会話を交わす。
すぐにぬるりとした感触がしたと思った途端、身体を貫く痛みが全身に走った。一気に朱色の髪の男のものが自分の中に押し入ったことを本能で知った。
「いやぁ!痛い!やめてっ」
なけなしの力を振り絞って絶叫する。けれど、無情にも朱色の髪の男は、痛みに硬直した私の体を片手で抱きしめながら、更に激しく動き出した。
「うわぁ泣いちゃった。ゴメンね。痛いよね。でも、もう少しで終わるから、頑張って耐えてね」
そんな吐き気のする激励が遠くで聞こえてくるが、世界が揺れる中、涙でにじむ私の視界は目の前で揺れる名も知らぬ花をぼんやりと見つめることしかできない。
ああ、私、知らない男に汚されているんだ。その現実だけが、頭の中でぐるぐる回り、頬に涙が伝う。
永遠と思われた長い苦痛の時間は、朱色の髪の男は、微かな呻き声を出したことで終わりを告げた。
彼らは、一仕事終わったような安堵の表情を浮かべ、私の拘束を解く。
「……ねぇ……どうしてこんな酷いことをするの?」
拘束を解かれ自由になっても、起き上がることができない私は、仰向けに転がったまま朱色の髪の男に力なく問いかける。
立ち上がった朱髪の男は、私を見下ろしながら金色の瞳を細めて何か言葉を紡いだ。けれど、それは私の元まで届かない。
色鮮やかだった世界が色を失くして、視界が暗い闇に覆われていく。でも栗色の髪の男は、意識を手放そうとしている私の肩を揺さぶった。
「あっ、ちょっと待って。気を失う前に言っておくけどさ」
一旦言葉を区切った栗色の髪の男は、私を覗き込んで綺麗で残忍な笑みを浮かべた。
「君、当分、この人に抱かれるからね」
形の良い唇から、残酷な言葉が紡がれる。
この人達、やっぱり悪魔だ。そう思ったと同時に、私の意識はぷつんと途切れてしまった。
朱色の髪の私を犯した男は、時空の監視者のバルドゥール。
そして強姦幇助をした栗色の髪の持ち主は、バルドゥールの部下であり、同じ時空の監視者であるルーク。
瀕死の人間を凌辱した彼らは、地獄に堕ちるべき最低な人間だ。けれど彼らは、この世界では罪に問われることはない。
そんな不条理がまかり通るなら、私はどこの世界でも同じとしか思えなかった。
ごつごつとした大きな手が私の太股に触れた瞬間、この後、自分の身に起こることが容易に想像がついた。
「……い、嫌……触ら……ないで」
この男は、瀕死の私を犯そうとしているのだ。なんて最低なことをするんだ。
瀕死の身体で必死に逃げようとするけれど、彼は片腕で私を抱え込み、まったく動じることがない。そして下着を引き抜かれたと思った途端、体の中心に激痛が走った。
「っ……!!」
あまりの痛みに悲鳴すら出せない私を見て、、朱色の髪の男は弾かれたように動きを止めた。
「嘘だろ?」
朱髪の男は驚きの声を上て、片手で顔を覆ってしまった。こちらからでは、彼の表情はわからない。
「………まいった。指だけで痛いとは……お前、生娘か?」
指の隙間から唸るように尋ねる男に、私は僅かな期待を抱いてしまう。
もしかして処女なら、良心の呵責で見逃して貰えるかもしれない。そんな希望を持って、私は一縷の望みを賭け頷いた。
けれど、その望みはあっけなく打ち砕かれてしまった。
「ルーク戻ってこいっ」
朱色の髪の男が首を捻って叫べば、遠くから、えーっという不満げな声が聞こえる。けれど、足音は確実にこちらに近づいて来る。
「こいつ生娘だ」
「あちゃー。じゃ、僕が押さえておきますから。先輩ー、お願いしますっ」
栗色の髪の男は私の頭上に回り込み、苦笑を浮かべた。
「すぐ終わるから、ちょっと我慢しててね」
そう言って私の両腕を押さえつけた。まるで聞き分けの無い子供をあやしているような素振りと口調に、本気で殺意が湧く。
言葉無く睨む私に、栗色の髪の男は水色の瞳を不憫な色に変え、こう言った。
「どうあっても、君は逃げられないよ。さ、諦めて、大人しくして。無駄に暴れない方が君の為でもあるんだから」
寝言は寝て言え。誰が諦めるものかと足をばたつかせたが、大の男に二人がかりで抑え込まれてしまえば抵抗にすらならない。
「おい、アレ持っているか?」
「潤滑油ですか?ええ、ありますよ。使いますか?」
「……そうするしかないだろう。生娘のせいか随分、狭い」
「そりゃ難儀っすね。はーい、どうぞ」
私を挟んで彼らは、二人にしか分からない会話を交わす。
すぐにぬるりとした感触がしたと思った途端、身体を貫く痛みが全身に走った。一気に朱色の髪の男のものが自分の中に押し入ったことを本能で知った。
「いやぁ!痛い!やめてっ」
なけなしの力を振り絞って絶叫する。けれど、無情にも朱色の髪の男は、痛みに硬直した私の体を片手で抱きしめながら、更に激しく動き出した。
「うわぁ泣いちゃった。ゴメンね。痛いよね。でも、もう少しで終わるから、頑張って耐えてね」
そんな吐き気のする激励が遠くで聞こえてくるが、世界が揺れる中、涙でにじむ私の視界は目の前で揺れる名も知らぬ花をぼんやりと見つめることしかできない。
ああ、私、知らない男に汚されているんだ。その現実だけが、頭の中でぐるぐる回り、頬に涙が伝う。
永遠と思われた長い苦痛の時間は、朱色の髪の男は、微かな呻き声を出したことで終わりを告げた。
彼らは、一仕事終わったような安堵の表情を浮かべ、私の拘束を解く。
「……ねぇ……どうしてこんな酷いことをするの?」
拘束を解かれ自由になっても、起き上がることができない私は、仰向けに転がったまま朱色の髪の男に力なく問いかける。
立ち上がった朱髪の男は、私を見下ろしながら金色の瞳を細めて何か言葉を紡いだ。けれど、それは私の元まで届かない。
色鮮やかだった世界が色を失くして、視界が暗い闇に覆われていく。でも栗色の髪の男は、意識を手放そうとしている私の肩を揺さぶった。
「あっ、ちょっと待って。気を失う前に言っておくけどさ」
一旦言葉を区切った栗色の髪の男は、私を覗き込んで綺麗で残忍な笑みを浮かべた。
「君、当分、この人に抱かれるからね」
形の良い唇から、残酷な言葉が紡がれる。
この人達、やっぱり悪魔だ。そう思ったと同時に、私の意識はぷつんと途切れてしまった。
朱色の髪の私を犯した男は、時空の監視者のバルドゥール。
そして強姦幇助をした栗色の髪の持ち主は、バルドゥールの部下であり、同じ時空の監視者であるルーク。
瀕死の人間を凌辱した彼らは、地獄に堕ちるべき最低な人間だ。けれど彼らは、この世界では罪に問われることはない。
そんな不条理がまかり通るなら、私はどこの世界でも同じとしか思えなかった。
