恋するなら、君とだけ。

「ーこれから、第50回、聖クリスタル学園の入学式を行います。まず初めに理事長からのお話です。」

「はいっ、みなさん、入学おめでとうございます!入学について、聖クリスタル学園の制度を話させてもらいます。まず初めにー」

ふうんと納得しながら聞いているわたしとは対照に、みんなはつまらなそうな顔。

「えー。別に理事長の話とかいらないー」

「ねー。早く蓮さまの話し聞きたいなー」

「生徒会長さまの話し最高!」

れ、蓮さま?

もしかして、一宮くんのこと?

ま、まさかっ…一宮くん、生徒会長なのっ!?

いやいやそんなまさか…。

一宮くん、クールで、ちょっとたまに冷たい性格からして、そんなことはやりたがらなそうだなっ…。

「ー続きまして生徒会長のお話です。」 

え?

え?

え?

一瞬時が止まったかと思った。

いや、止まってもおかしくないぐらい、我をわすれて、生徒会長さんに見惚れてしまった。

かっこいい…。じゃ、なくて!

ええっ、なんで!?

なんで一宮くんがっ…。

ほ、本当に一宮くんが生徒会長さんだったんだ…。

自分の目を疑った。