戀-Koi-【完】




────── 4月末、


部活や学校にも慣れて、部員のみなさんとも仲良くやっていた。



今日は部活がなくて、早帰りの日だった。



帰ろうと、校門をでようとすると、


今まで見てきた背中、あこがれの人で、ずっと会いたかった人。




「え、海斗先輩……??」




思わず無意識に出た言葉。




それに気づいたカイト先輩。




「エミちゃん!?え!?受かったの!?おめでとう!!!!」



「...っ」




笑顔で私の頭を前みたいに撫でてくれた。




(この天然たらし、、、、全然変わってない、、、)




「カイト先輩、やっと見つけましたよ、」



顔が真っ赤な私は精一杯にその言葉を紡いだ。



またいつもの笑顔で   「部活、入った?」  って。



ズルいですよ本当にもう。かっこよすぎるんです。



「はい、入りましたよ。サラ先輩と仲良くやってます!」



そう答えるとカイト先輩は微笑んだ。




「え!?古橋ちゃんと海斗知り合い!?なんで!?」



突然カイト先輩の横から聞こえた声。



「黒木先輩!?」



陸上部の、背が高くて足の長い男の先輩。



「エミちゃん中学のときの部活の後輩、蒼汰とは同じクラスだよ。」


「あー、なるほど!」



カイト先輩と黒木先輩って仲良かったんだ、なんだかわかる気がした。



「カイト先輩、」



「どうしたの?」



「変わってませんね?」



「でしょ~?
エミちゃんは変わったね、明るくなった。」



「ありがとうございます!」










久しぶりに会った、カイト先輩はやっぱり変わってなくて、


私のことを明るくなったと褒めてくれた。





ーFinー